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6/7発売『文學界』7月号に「新人小説月評」掲載中

『文學界』7月号に新人小説月評を書いています。祖母の足跡をたどり、現在の自分と向きあう古川真人さん「四時過ぎの船」(新潮)、依存症の問題を通して生と死を描く高橋弘希さん「日曜日の人々」(群像)、クィア文学の新たな第一歩、李琴峰さん「独舞」(群像)など力作揃い。上半期のベスト5も発表しています。また、國分功一郎さん『中動態の世界ー意志と責任の考古学』(医学書院)にも触れています。自分では選べないことまで意志の問題にされる時代。その痛みを描く高橋弘希さんの小説「日曜日の人々」(群像)は、能動と受動で人の行為をわける言葉から新しい態への手探りです。

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5/7発売『文學界』2017年6月号に「新人小説月評」掲載中

『文學界』6月号に「新人小説月評」を書きました。文學界新人賞を受賞した沼田真佑さん「影裏」、三田文学新人賞佳作の高田友季子さん「乾き」、田﨑弘章さん「火を囲う者たちへ」、同奨励賞の黒川英市さん「リンガの彼方」、ミヤギフトシさん「アメリカの風景」(文藝)などデビュー作が並びました。

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4/7発売『新潮』2017年5月号に、「どこを見ても記憶がある―多和田葉子『百年の散歩』論」掲載

『新潮』5月号に、「どこを見ても記憶がある―多和田葉子『百年の散歩』論」を寄稿しました。多和田葉子さんの最新作を、夏目漱石『文学論』の冒頭にある数式「(F+f)」と接続しました。多和田さんの小説の魅力を伝えられていたらと思っています。https://twitter.com/Monthly_Shincho/status/849915872458166274

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4/7発売『文學界』2017年5月号に「新人小説月評」第4回「書くこと、描くこと」掲載中!

『文學界』5月号の「新人小説月評」のタイトルは、「書くこと、描くこと」です。今村夏子さん「星の子」(『小説トリッパー』)、青木淳悟さん「私、高校には行かない。」(『文學界』)、温又柔さん「真ん中の子どもたち」(『すばる』)など、家族、現実、言語の「境界」を問う小説がそろいました。

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『文學界』2017年4月号に「新人小説月評」第3回が掲載中です

『文學界』4月号の「新人小説月評」のタイトルは、「誰かを尊重することの重み」です。山崎ナオコーラさん「父乳の夢」(『すばる』)、木村紅美さん「夢を泳ぐ少年」(『すばる』)、佐藤モニカさん「ジャカランダホテル」(『文學界』)の3本について書きました。ケアの根源を問う小説たちです。

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